|
『癌は不思議な病ですね。祖父も、父も、そして私が悩まされているのに憎む事が出来ないのです。癌は自己改造と、人間完成に非常に役に立っていると思われるのです』
『癌宣告は、人生の終着駅ではない。それは、長い人生途上の短い終止符にすぎないのだ。そう思って、この大切な人生の休み時間に、過去の人生の総点検をなし、次なる出発への準備としましょう』
『健康で人間らしい人生観に裏付けられた強固な性格こそ、癌闘病生活に最も重要な武器なのだから。要は己の自覚の問題であるのです。気分を明るく持とう。決して諦めまい、生きることを』
『七転び八起きなどと決め付けず、転んだら又起きればいいと己に聞かせて手術室に向かいましたが、老母のこと、長男がまだ小学6年生であることが気がかりで、一生懸命生きようと念じ続けて参りました次第です』
|